重病や緊急な事態でなければ、当院のようなクリニックは、利用しやすいと思います。
うつ病、パニック障害、認知症などは、かかりつけ医として利用できます。
認知症の方には、介護保険の意見書を書いています。
他科で処方されている薬も当院で把握して、安全な範囲内で処方しています。
不安障害、睡眠障害、うつ病、パニック障害、自律神経失調症、躁うつ病、統合失調症の方も多く通院されています。
一部の方を除いて、多くの方は落ち着いておられます。
「ここに通院されている方は、本当に病気なの?」と質問されることがしばしばあります。
症状の軽い方、あるいは、一時的に悪くても、治療の結果、病状が安定された方は、穏やかにすごされています。
精神的、心理的につらい方が、楽になっていただくことが、当院の目的です。当院の治療でよくならなかった場合(1,2回でよくなるということは、厳しいですが)、他院に転院することに対して、妨げは致しません。そこでよくなればよいことです。
※他院に転院するに当たって、紹介状が必要な場合は、数日から1週間ほど、書類を作成するための時間をください。
また、他院で治療を受けて、再度、当院を受診されたいと思った場合は、原則受け入れを致します。
(ただし、病状や相談内容、余裕時間のなさによって難しい場合があります)
初診は、大変時間がかかりますので、予約制としていますが、再診の場合は、もっと気軽に利用できます。
当院は、過大な謳い文句の宣伝はいたしません。
当院がいいかどうかは、通院されている方が判断されることです。ですから、控えめに言っています。
自分たちができる範囲で、お役に立てる対応をさせていただくことが主旨となります。
必要とされる方、ならびに気に入った方に活用していただければさいわいです。
よい治療をされているクリニックもあります。
一方、宣伝文句はきれいですが、実情は異なるところもありますので、ご自身の判断でお決め下さい。
当医院で通常診療 +α の情報や利益を得ておられる方もおられますが、具体的なことを申し上げると、過大広告になるため、規定上申し上げることができません。
当院は、入院施設のないクリニック(診療所)です。
そのため、せっかくおいでいただいても対応できなことがままあります。
そうすると、来ていただいた方の時間とお金をムダにしてしまうおそれがあります。
当院での対応が難しい場合は、他の心療内科クリニック、あるいは精神科病院にお問い合わせをお願いいたします。
タウンページをみると、たいていの医療機関は掲載されています。
また、インターネットで調べるか、電話でお問い合わせいただくようお願いいたします。
当院に一度受診をしたけれど、当院では対応できない病状の方を他の病医院を受診するようアドバイスしたところ、一度かかったために紹介状を要求され、かえって、必要な治療が遅れることをしばしば経験します。
愛媛県は、精神科救急が整備されていないため、重い病状の方がクリニックにかかった場合にこういうことがよく起こります。
医療機関なのに、介護施設がないと知り、がっかりされて帰っていかれた方もおられます。
そのため、役に立つ知識と対応が難しいケースについてご説明いたします。
・当院の位置づけ
A:外来のみで、入院はありません。
A:当院は医療機関で、介護サービスは行っておりません。
診察で、認知症の治療に加えて、介護の意見を訊ねられることはよくあります。
その場合、概略的な意見を述べることはいたしますが、詳細な内容は、介護に関わる方と主に話し合いをして下さい。
介護サービスについては、介護支援員や市役所にご相談することをおすすめしています。
A:ケースによります。自賠責保険については、因果関係が明確なものしか使えません。
また、労災保険についても、同様です。何卒、ご了承のほどお願いいたします。
A:新規の方は、予約されていないと時間的に厳しい状態です。
再来患者さんの場合は、日時予約の方を優先いたします。予約されていない方は、予約者の合間に診察させていただいています。
ただし、体調や精神的な病状の悪い方は、早めに診させていただいています。その他、高齢の方や小さなお子さんがいて待つことが難しい方、県外など、かなり遠方から通われている方は、配慮いたします。時間的に苦慮する方は、受け付けにてご相談ください。
新患の方で、当院で治療できそうな方は、なるべく日にちをおかないで診察するように心がけています。
ただ、混雑が著しい場合などで、うまくいかないことがあることをご了承ください。
その日の待ち時間は変わりますので、ハッキリお答えすることはできません。
診察時間は、調子の悪い方やきめ細かい説明やケアが必要な方が入られた場合、長引くことが多くなります。
土曜日は、たいてい混雑しますので、平日での受診が可能な方は、土曜日を避けていただくようお願い致します。
昼休憩はありませんので、平日の昼食時くらいに混雑が緩和されることが割合あります。
労務問題で起きた疾患の治療は、できるだけ行うつもりです。
ただし、以下のような労務問題に対応すると、本当に治療が必要な方の診察が滞りますので、ご遠慮ください。
・仕事をやめたいけれど、やめさせてくれない
(仕事を辞めることで、問題が解決する場合)
・1回で診断書を書いてほしい、すぐに紹介状がほしい
(あるいは、従来から受診されて書くことを約束している書類より早急な診断書を求める)
・治療はいらないけど、診断書だけほしい
そうした診察や書類によって、ゆとりを持った診察ができなくなるのです。
遠方に実家がある場合で、そちらで療養される予定の方は、実家のある辺りで診断と治療を行っていただければさいわいです。
あるいは、早く診てくれて、簡略な診断書を書いてくれるところを受診されるのがよいでしょう。
仕事を辞めることが目的であれば、退職代行サービスが存在します。
(退職代行については、ネットで検索すると、多数出てきます。特に、残業代を未払いしている企業の場合は、より役立ちます)
・料金や役に立つ制度について
☆3割負担の方で、初診が2250円〜2500円くらいです。250円ほどの差は、参考になる心理テストを行うかどうかで変わります。
すべての方に行うわけでなく、必要と考えられる方に施行しています。
同日に2つのテストを行うこともありますが、料金は、1つ分しかいただいていません。
医師が、診察中に行うWHOが提唱するうつ病の診断基準のテストは、余分な料金をいただいていません。
当院で行うテストは、時間と労力に対して、赤字覚悟で行っていることを知っていただけたら、さいわいです。
☆薬を処方した場合は、調剤薬局でも費用負担がかかります。
診断書などは、別途料金が必要となります。
☆再診の方の診療費は、1400円程度が普通です。
保険診療は、全国一律なので、他の医療機関と基本的に変わりありません。
精神科、診療内科の外来治療に限って、通常3割の負担金が1割負担となる制度があります。
この制度は、診察料金だけでなく、薬局にも適用されます。
また、収入が少ない方は、1ヶ月の必要金額に上限が設けられているため、かなり節約できるケースがあります。
ただし、これは、誰でも受けられるわけではなく、病状が重くて一定の基準を満たす場合かつ、治療が長引いている場合、あるいは、長引く場合に適応されます。県の審査によって決定しますので、100%通る保証ができないことをご了承ください。
希望される方に診断書を作成してお渡しして、市役所に申請することになります。
審査期間は3ヶ月間程度が一般的です。
病気で休職した場合に、「厚生年金」をかけている場合には、休職期間中に傷病手当が出ます。
この手当は、基準に該当すれば、4日以上の病欠で出ますので、事業所にお問い合わせ下さい。長期休養で、給料の補填に使うことをお勧めします。
1年間以上、厚生年金をかけている場合は、会社を退職した後も受給できる可能性が高いため、お調べして確認してから手続きを進められるとよいでしょう。
※注意事項: 傷病手当は、治療とセットになっています。
具体的な内容の要点を1枚の紙にまとめていますので、必要な方に提供しています。
病状が重く、治療期間を長くとっても就労ができない場合には、「精神障害年金」を受給できる可能性があります。
初診から、1年半以上経っていること、年金を2/3以上納めていることが最低限の必要条件となります。
ただし、近年は、申請数も多く、財政的に苦しいため、国の審査も厳しくなっています。20年前は、申請すると、ほとんど受給できていましたが、最近は、必ずしも可能とは言えなくなっています。
また、受給できる金額が、7万円に満たないことも多いため、収入が多くなると、受給できなくなります。また、申請用紙に記載しなければならない量も多く、かなりの労力を要することを予め覚悟してください。
料金は、見直し中です。
普段、当院にかかっていない方の金額は、高くなります。
社会労務士の方に年金相談をされる場合、通常、もらえる年金額の2ヶ月分を請求されます。
年金が通れば、最低でも13万円くらいの報酬があります。社会保険を長くかけていた方では、20万円を超えることがあります。
長期の通院後、事後請求が通った場合は、500万円近い金額を受け取ることができる場合もあります。
医療側の診断書がいかに廉価で請け負っていることをご理解いただけたらさいわいです。
最近、年金の診断書の依頼が増えて、パンクしています。今後、いくらか値段を上げさせていただく予定です。
大きな労力と時間を必要とするのが、現在、当院にかかっていないけれど、事後登録だけほしいという方です。
これは、労力的に受け入れが難しいです。
どうしてもと迫る方には5万円以上の金額を請求させていただきます。
これは、お金を受け取りたいという問題ですから、当院も労力に見合った金額をいただきます。
申立書は、原則書けません。
社会労務士にご相談ください。金額の相場がよくお分かりになるでしょう。
申立書をどうしても希望される場合は、社会労務士と比較して納得のいく金額で折り合いをつけましょう。
社会労務士さんに依頼する場合、医師の診断書に口出しは入りません。
労務士さんは、個人的な経験に違いがあるでしょう。
ある程度、慣れた社労士さんでも、年金事務所と異なる助言をされることがままあります。
私は、これまでに1,000通を超える診断書を作成しています。
このクリニックを開業してから、これまでに受給し損ねた例はありません。
そのために、数々の配慮を行っています。
社会労務士さんに書類作成を依頼される場合に大切なのは、社会労務士さんが、本人あるいは、家族の申立書の手伝いを行ってくれるかどうかです。それを確認してください。
医師に虚偽の診断名を提唱される場合は、固くお断り致します。
どうか、ご了承ください。
クリックすると詳細がでます⇒ 社会労務士による年金作成について
※ 診断書について
A:紛争のための診断書は、引き受けかねます。
紛争とは、裁判や調停などに関することです。
通院した事実についての診断書を書くことはできますが、家庭問題、労働問題、その他の出来事のよって、発症したかどうかは、医療が判断するものではありません。
これは、司法が判断するものです。
従って、現実に発生した事実についての診断書は書きますが、因果関係については、当院では証明することができません(これは、医療ではなく、司法の仕事です)。
そのことをどうか、ご理解ください。
弁護士が、診断書を要求されることがよくありますが、当院として、法廷の証言台に立つことを強要される場合は、弁護士と同様に、交通費+10〜20万円の自費請求をさせていただくことになります。
(こういう状況を望んでいないため、判断は、医療ではなく、司法にてお願いいたします)
診断書の内容が気に入られなければ、診断書をお返しいただいたら、診断書の料金を返金いたします。ただし、診察料は返金できないことを予め、ご了承ください。
また、「こういう診断書を書いてほしい」と希望された場合、診察の結果、妥当と判断すれば、書きますが、そうでないと判断した場合には、希望される内容を書くことができません。
警察から、自動車の運転が可能かどうかを問う診断書の作成は、依頼があれば、原則行います。
この場合も、診断の結果、妥当と思われる内容の作成となります。
また、認知症の治療を受けたい方は、そのまま次の外来に移行することができます。
診断書ではありませんが、紹介状(診療情報提供書)の料金は、健康保険の適用があります。
ただし、これは、診察とセットになっています。
診察日と同月か翌月までは、保険がききますが、期間が開くと、文章料として自費請求となります。
ご注意ください。
・治療について
A:当院では、ある程度のカウンセリングは行っていますが、多くの時間を要するカウンセリングあるいは、人生相談は、他の方の診療に支障がでます(そのため、大学病院でも行っていません)。
相談に時間を必要とされる方は、予め、看護師あるいは、相談員にお話いただいてから、診察に入られますと、より多くお話を聞くことができ、カウンセリングと同等の細やかなアドバイスができます。
本格的なカウンセリング治療をご希望の方は、臨床心理士のおられる医療機関での受診をお勧めします。
ほとんどの場合、予約制となっていますので、電話確認することをお勧めします。
カウンセリングは誰が行うのがよいのか? 👈 クリックすると詳細がでます。
A:セカンドオピニオンのみは、国の方針により、健康保険での適応にはならず、自費扱いになります。また、他の医師を悪くいうおそれもあるので、行っていません。
セカンドオピニオンとは、現在かかっている医師の意見(ファーストオピニオン)に対して、別の医師に意見を求めることを言います。
例えば、癌治療を行いながら、他の医師にかかるのは、検査を1から開始しないといけないため、膨大な時間と費用を要します。
検査結果の情報をもらいながら、セカンドオピニオンを受けると、自費でもかえって費用を抑えることができます。
精神科・心療内科では、問診やお話を中心に診断と治療が進められるため、違いが分かりにくいと思います。
A:当院では、病状がよくなる治療を主たる目的としています。
訴訟や紛争についての介入や手助けは、基本的に行っていません。
相談可能なものは、公的機関、高度なレベルになると、法律の専門家にご相談下さい。
また、弁護士などの法律の専門家が求める内容について、証明できるレベルに至らない事例が多いことが現実です。
メンタルヘルスに対する、企業の相談は、コンサルティングになりますので、有料となります。
料金は、時間、内容などによって変わります。
薄情と思われるかもしれませんが、時間を問わない質問は、患者さんの待ち時間が増えて不利益をこうむります。そのため、真剣に取り組まれる企業様にだけご相談に応じます。
相談料は、自費請求となるため、料金が高くなるのは、私自身も心苦しく思っています。
しかし、保険診療で得られる金額より安いこと、また、占い師と同等の料金設定に抑えているということをご理解いただけたらさいわいです。
(※ 占い師を蔑んでいるということは決してありません。)
また、従業員で通院されている方の情報や助言については、当院の基準を作成しております。案内文に同意される場合においてのみ、行います。これも、企業様の真剣度により、無料から有料と幅がありますので、必要な方には、案内文を差し上げます。それをお読みになって、ご判断ください。
一般的な血液検査は行っています。
薬剤によっては、定期的な検査を行い、安全性を確認した方がよいものがありますので、お勧めしています。
血液検査の項目は、概ね、多くの病院で共通項がみられますが、当院では、水を多量に飲まれて、生命の危険のある方がおられますので、塩分測定の項目を入れています。
その分、コレステロールの詳しい内訳の項目を省略しています。これは、保険診療で可能な項目数に定めがあるためです。
また、定期的に検査を行っていない方に検査を施行すると、血糖値が異常に高い、すなわち、糖尿病に罹患されている方がおられます。
血液検査をしていない方は、知らない間に身体リスクを抱えていることがあります。
また、一般に血中濃度を測定しなければ心配となる薬(炭酸リチウム、リーマスなど)があります。
そのため、午前中に血液検査枠の予約を追加できるようにしました。
午前中に受診しておくと、次回も早い時間で予約を取ることが出来ます。
【公開していない隠れたメリットです】
体調に心配がある場合は、こちらからお勧めします。
また、ご希望される方は、お申し出ください。
検査を嫌がる方に無理やり行うことはしません。ただし、後に問題があったとしても、「自己責任」ということで、よろしくお願いいたします。
精神的に不調な方には、安定剤の注射を行っています。
ただし、点滴治療に関しては、看護師の人員不足などにより、難しいことをご了解ください。
A:森田療法、認知行動療法、精神分析などは行っておりません。
認知行動療法は、受け付けてくれる病院があるかどうかは、直接、お問合せいただくことが一番分かりやすいです。
当院では、その人ができそうな場合には、診療の中で、簡便にできる、独自の方法を紹介しています。それらは、私自身が試して、効果があったものだけを選別しています。人には個性がありますので、ご自身にあったものを取り入れられるのがよいと思います。
A:暴れる、叫ぶなど病状の不安定な方、ならびに希死念慮が強く、自殺企図がある方、自傷行為の強い方は、病院での治療をおすすめします。こういう症状の場合は、入院治療が可能な病院でないと対応できないのです。
また、過剰に薬を服用される方の治療も当院では、できかねることをご了承ください。
さらに、大声、暴言、怒鳴る、恫喝するという行為は、診療側のみならず、他の待合の方にも恐怖や負の感情を与えます。軽い場合は忠告、行き過ぎた言動では、警察を呼ぶこともあります。
ご配慮いただきますよう、お願いいたします。
不登校や中等度以上の摂食障害の相談は、カウンセリングを行っている医療機関がよいでしょう。
発達障害については、成人の心理検査はいたしますが、子どもさんの場合は、児童精神医学に詳しい医療機関をお勧めします。ただし、どんなに詳しい検査や聴取を行っても、100%診断できる方法はないことをお伝えします。
発達障害の診断は、受診される方が健やかに生活していただく目的で行います。職場や管理者が困るから受診を勧められた場合は、受診をお勧めしません。ご本人さんとご家族が希望される場合以外は、職場への情報提供もできかねます。
うつ病などで受診されておられる方で、診察ならびに治療を行っている過程で、発達障害と考えるケースがよくあります。発達障害には、根治的治療がないため、病名を伝えると、その方が苦しむだけかもしれないと憂慮する場合は、あえて告げないこともあります。
そういう例もありますので、ご自身が覚悟をもって、発達障害かどうか知りたいという場合は、その旨を告げてください。
アルコール依存症の治療は、遠いですが、高知市の下司病院が専門的にされています。
性同一性障害については、以前、岡山大学病院で治療されていた先生にかかることをお勧めします。
当院は、原則として、18歳以上の方の診断と治療を対象としています。
A:病状によっては、どの医療機関で診てもらったらよいか迷うケースがあります。
その場合、最寄りの県の保健所や市の保健センターの精神保健の窓口に相談されることもおすすめします(相談はたいてい無料ですが、予約制とお考えください)。
みなさまがより適切な窓口に行かれ、病状が安定することを願っています。