2015年2月8日
責任のない人ほど、自分で診断をつけたがる

何らかの症状があった時に、何かの病気を疑うのは当然だと思う。
それが正しいか間違っているか、関係なく、詮索したくなるのは人の性だと思う。

ネットでも医者が相談にのるケースはある。
以前、私もそれで相談したことがある。

しかし、ネットでは確定的なことは言われず、近隣の病医院に相談くださいというものであった。

まあ、当たり前だ。
医者が診察なしに病気を特定、あるいは断定する行為をとることができない。
というか、責任で問題が生じるのだ。
だから、医者に気楽に相談した場合、ヒントをもらえることはあっても、確定診断をもらえることはないと考えた方がよいだろう。

一方、反対に、資格のない人が相談を受けた場合、それが正しいかどうかは別にして、自分の考える病気をその人に教えるケースが多い。
この根拠の薄い断定は、資格が緩くなるにつれて増えてくるように思われる。

医者よりも薬剤師や看護師、それから、資格のない看護助手。
さらに、携わったことのない人に至っては、ネットで調べて言いたい放題である。

私も言いたい放題で何の咎もなく暮らしていければいいのだけど、実際のところ、そうはいかない。
常に責任問題や倍賞のことが頭にあるからだ。

素人は、賠償責任なんて考えないのだろう。
本当に、無責任なアドバイスをする方がおられる。
アドバイスをしても構わないですよ。
でも、それで悪くなった場合の責任をしっかりとってくださいね。

残念なことに医者も現実に分からないことが多いが、素人の方が無茶苦茶なことを言われるケースが気になる。

厳しい資格を持っている人ほど、はっきりと言いにくい傾向にあるということを頭の片隅においてほしい。