2014年8月2日
金を借りるということ

銀行からお金を借りる算段を行いました。

リアルな話ですが、その契約を行うのに書類書きだけで、1時間以上の時間を要しました。

大変な数の書類です。
名前や住所を書く欄。
印鑑を押す作業。

なんで、こんなに面倒なのだろう?
と思うばかりか口に出していました。

そうしたら、銀行の方が、「ある方が、お金を借りるということはそのくらい大変なことだということを知っておくためにちょうどいい」とおしゃっていたというお話をくれました。

私は、たちまち困っていないし、すぐに借りるわけでもないので、余計面倒になったのでしょう。
もう契約しなくていいという気持ちがなかったわけでもありません。

それは、甘い気持ちでしたね。
もっと襟を正さないといけませんでした。

印鑑でも、認め印は、押す際、上にくる場所に目印があります。
しかし、実印には目印がありません。

これは、実印を押す際には、一度、朱肉がつく名前の部分を確かめるという行為で一呼吸おいて、その契約をしていいものかどうかを一考する時間を与えるためだと聞いたことがあります。

それくらい、実印を押すという作業は大きな責任を伴うということを再確認した方がいいのでしょう。

ところで、契約の最中、契約書には細かい文字で、契約内容があふれんばかりに書かれています。
その条項をざっとですが、読ませていただきました。
そして、分からない部分は質問させていただきました。

これは、知っておいて損のない話ですが、
契約書において、

「小さい文字で書かれてある部分ほど大切な個所」
と考えて下さい。

マンションの広告でも、宣伝したいことは大きく書かれています。
本当は書きたくないけれど、法律上書かないといけない、そしてそれを読まれると少し買う気をなくす可能性のある事項は、下に小さく書かれてあります。

宅建業法で定められた法律に関わる部分です。
マンション広告は、新聞などに入っていると思いますので、確認してくださいね。
それが何?と思うかもしれませんが、それは、企業がムリに表に出したくはない部分だということです。

お金を借りるということ
大きな契約をするということ

その契約に時間が必要なのは、当然で、すぐにできる方が危ないと考えた方がよさそうですね。

法律に抵触しない範囲では…無人の機械で登録して、機械からお金が出てくる仕組みの借り方…危ないですよね。