2014年5月11日
夫婦が危機の時、家を建てたくなるらしい

賃貸派、持ち家派と考えの違いはあるが、世の中、家を建てている夫婦が多い。
都市部はマンションの比率が高く、いなかでは一戸建てが多い。

家というのは、家族のしあわせを形にしたひとつのイメージなのかもしれない。

意外なことに、家を建てた夫婦が実のところ、しあわせとは限らない。
いや、むしろ、しあわせになりたいという切ない願望の後に家を建てることが多い。

だから、夫婦仲が悪くて、しあわせ像とかけ離れている時に、家を新築してしまうことがある。
家を建てたら、家族がまとまるかもしれないと。

しかし、それは実のところ、幻想でしかない。

大金を払って建てた家は、出来上がった頃には、もう用なしで、後は離婚と多額の負債という結果に終わることも多い。
しかも、家の名義を共有という形にしている夫婦も多いため、余計に処分が難しいことが多い。

もう随分前の話だが、明石家さんまが大竹しのぶと婚姻関係にある間、数億円する豪邸を建てた。
しかし、その時には、もうすでに夫婦は危機的な状況にあったらしい。

数年も経たずに離婚して、半値以下の価格で家を手放すことになった。
(数年後、その家はもとの価格くらいの価値に回復したらしいが)

今日は、少しさみしい話になったが、家という物理的な形に家庭のしあわせを重ねない方がいいようだ。