2022年11月21日
太陽光発電は、エネルギー資源高の中、有利になりえるのか?

このところ、インフレが続いています。

知識のない人でも分かるのは、ガソリン価格の値上がり、次いで、電気代、ガス代の高騰です。
電気料金については、国の認可を受けた際、来年の4月以降、さらなる値上がりが確実視されています。

資源価格は、高騰したままなのか?
それに対して、太陽光発電は利があるのかどうか?

について、考察してみたいと思っています。

(以下、そのままでは、写真の詳細が分かりにくいため、写真をクリックすると拡大して見やすくなります)

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特に、この記事では、太陽光発電のメリット、デメリットについて考察していきます。

私は、専門業者ではないため、自分が思う客観的な意見を述べています。
そのため、記事を読まれている方は、自分で調べて、納得する選択肢を選んで下さい。

今後、インフレによる資材の高騰、金利上昇の可能性、収入や雇用の問題から、「家  =  一軒家」を購入する人が減ると予想します。

この2年間ほどでも、新築より、中古住宅を購入して、リフォームする方が増えています。
従って、同じ会社でも、リフォーム部門は好調、一方、一戸建ての販売は不振です。

そうした中で、すでに太陽光発電を導入している方、あるいは、今後、導入しようかどうか迷っている方にお役に立てば、さいわいです。

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メリット

・太陽光パネルの価格が低下している
・電気料金値上げに対して、有利に働く

デメリット

・パネルを設置するために、それなりの費用が発生する
・故障やメンテナンスの不安
・最終処分に費用がかかること

太陽光パネルを設置している家は、チラホラ散見できるでしょう。
ただ、そうした家の内部事情については分かりません。

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ところで、太陽光パネルの設置に有利な家と不利な家があることをご存知ですか?

不利な家は、

・周囲を囲まれていて、光が差し込みにくい家
・屋根が北向きの家
・瓦葺きの家(設置と撤去に余分な費用がかかるため)

有利な家は、

・周囲に光を遮る建築物がないこと
・東南に面した屋根であること
・屋根の形状が円錐形ではなく、平坦であること
・屋根に突起物がないこと

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さて、ここまで調べて、どのような太陽光発電が、有利がどうか分かりましたか?
⇒ いいえ、分かりません。
  私にも分かりません。

太陽光発電を利用するにあたって、業者から勧められるのが、蓄電池です。
発電のエネルギーを貯蓄する装置ですね。

正直言うと、これがあった方がいい。
それでも、太陽光パネルを設置している家でも、蓄電池を備えている家は、少数派です。

えっ?
どうして、太陽光発電を利用しているにもかかわらず、蓄電しないの?

理由は、簡単です。

太陽光発電パネルの設置がおおよそ、150万円とした場合に、蓄電池を1台設置するために200万円以上の金額を要するためです。
パネルより、蓄電池の方が高いのです!

EV車(電気自動車)の金額が高いのは、なぜか分かりますか?
蓄電池(バッテリー)が高価だからです。
そのため、EV車は、補助金なしには手を出しにくい。

そうした現状に鑑み、パネルは設置したが、「蓄電池を備えるのは、また余裕のある時に」という状況になります。

今から10年前は、蓄電池の金額は、倍の400万円したそうです。

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では、蓄電池で装備した場合、どのような利点があるのか?

夜間や停電時に部分的な電力供給により、停電を避けることができることです。

一般的な2階建ての家において、蓄電池1台だと、1階部分のみ電力を供給することができます。
蓄電池を2台備えると、家全体の電力を賄うことができます。
ただし、電気消費量の多い、エアコンをガンガンかけないことが前提になります。

ソーラパネルと蓄電池を増やせば、その問題も解決されるでしょうが、経済的には、損失となります。

そのため、ソーラパネル + 蓄電池2台 という設定までが現実的です。

ちなみに、ソーラパネルだけだと、発電時は、売電を行うことができますが、コンセント1つ分しか供給することができないそうです。

結論:自家発電を成し得るためには、蓄電池2台を備えなければならない。

太陽光パネルと蓄電池2台を設置すると、かなりの金額を支払わなくてはならい(600万円以上)。
そのため、蓄電池込みで契約している家庭は、限定されるでしょう。

だから、初期費用0円で設置できるサービスもあります。
四国電力グループの会社と思われます(検索したら、他にもあるかもしれません)。

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今後、どうするのかよいのか?

未来は不確定な変数が多いため、決まった結論を出すことはできません。

エネルギ資源の価格について、主要取引先の先物が参考になります。
1ヶ月遅れくらいで、その価格が反映されます。
だから、未来のガソリン価格を知りたかったら、WTI原油価格を検索すると、1〜2ヶ月先の未来が分かります。

下図は、原油価格の週足です。
最高期の1バレル120ドルの時と比べると、80ドル辺りを行き来しています。
(くどいようですが、画像をクリックして拡大してみてください)

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しかし、その後は、分からない。

ロシアからの天然ガス供給を拒否すると、ガス料金が高止まりするしかない。

原油価格については、高止まりする一方、もう1つのシナリオがあります。
それは、2023年は、世界的な不況が訪れるため、下落する可能性があるのです。

リーマン・ショックの時、一時、原油価格が1バレル120ドルと高騰していましたが、その危機の後、半値くらいに落ち込みました。

私は、原油価格には、相当の変動があると考えています。

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一方、電気料金については、どうか?

これも、変動が大きいと考えられます。
ただし、原油と異なった面があります。

原油は企業が使うけれど、家庭では使うことがほとんどありません。

一方、電気料金については、原油価格では推し量れません。

それは、なぜか?

私は、これまで、火力発電は、石油で行っていると思っていました。
しかし、現実は異なるのです。

四国電力および中国電力の社員の方の話で分かりました。
「火力発電は、石炭を使っている」という事実です。

ウクライナ戦争後の資源不足を勘案して、火力発電が増えているようです。
資源の取り合いにより、石炭価格は、原油価格より高騰しています。
石炭価格は、ウクライナ戦争前と比較して、4.8倍となっています。

そのため、電力会社は、すでに値上げしているにもかかわらず、逆ざやとなっているのです。
中国電力では、前年度の電気料金より3%下回れば、1000円/月のキャッシュバックを行うキャンペーンを行っています。
このキャンペーンは、登録するだけで、2000円もらうことができます。

電力会社が、支払してでも電力削減を行いたい理由は、「電気」という品を売れば売るほど、損するということを意味しているのでしょう。

そのような状況になっている現在、後の電気料金の値上げは避けられない。

そうなると、太陽光発電を行っている人は得をする。

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私は、人が生活するために必要なものには、優先順位があると考えています。

1 水
2 食料
3 エネルギー

西条では、打ち抜きの水が出る。
しかし、電気で汲まないと使えない。
そのためにエネルギーがいる。

一方、食料は、玄米にごま塩をかけて食べたら、何年も生きていけると。
それで、10年以上、元気に生活している人がいます。
そのため、玄米を300〜400kg備蓄しています。

コロナ初期にトイレットペーパーが品切れになりました。
トイレットペーパーがそうしても手に入らなくなった場合は、最悪、手を使って水で十分に洗った上で、手をよく洗ってやりすごす。

後は、エネルギの安定供給をどうするかです。

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太陽光発電が、有利がどうかは、設置費用、電気代、処分に必要な費用を総合して計算しなければ最後まで分かりません。

異常な資源高、災害時に備えて(家も壊れるかもしれませんが)のリスク管理としてのコストと割り切れれば、損した気分にならないかもしれません。
ヨーロッパのように、電気代が数倍上がるような事態になると、本気で購入したくなるでしょう。

不確定未来により、計算が成り立たないため、本当のところ、分かりません。
十分、考えた上、導入するかどうか検討してくださいね。
私も正直、迷っています。
導入するかどうかは、自己責任にてお願いします。