久しぶりに、映画「マトリックス」を観なおした。
2,3年前にマトリックスから、気になるセリフを紙に抜き書きして、棚においていたら、嫁にきれいに片付けられてしまっていた。
つまり、映画の時間+メモした時間とその労力がパーになったのだ。
それで、同じことをするのがしんどくて放置していたのだが、最近、パソコンでDVDを再生しながら、気になる個所を止めて、セリフをワードに移し込んだ。
あの映画は、何か哲学的な表現があると感じていたが、何回目かの視聴とメモをとることによって、より無意識に刻み込まれた。
「無意識に」と書いたのは、誤りではない。
断定できないテーマや内容が多すぎるので、潜在意識では処理しきれないからだ。
しかし、その中に何度も出てくるキーワードがある。
それは、「選択」だ。
われわれは、毎日の行動を選択しながら人生を送っている。
もしかしたら、嫌だと思いながら、あなたは仕事に通っているかもしれない。
その場合、あなたには、仕事に通わないという選択肢がある。
その結果、叱られるとか、首になるとか、誰かに迷惑をかけるとか、生活が破綻するとか、もしかしたら、殺される……ことはそうないだろうが、ともかく、行かないという選択肢はある。
その中で、行くという選択をしているのだ。
無意識に日常的に行っている選択の中で、やめようと思えば、いつでもやめられる選択など山ほどある。
そんな中で非日常的な大切な選択も行っているのだ。
一生に一度しか買えないような家を買う選択。
気に入った服を買う選択。
受からないかもしれない試験を一生懸命勉強する選択、あるいはしない選択。
さて、この映画の最初にとった名言
君は運命を信じるかね?
いや。
なぜだ?
人生は自分で決めるものだ。