2019年5月7日
診察の順番についての繊細さ

病医院では、診察の待ち時間が悩ましいものです。

特に、大きな病院では、数時間待ちも多くみられます。
具合の悪い方は、さらにストレスがかかります。

最近、時間予約制を取り入れたら、院内で待っている人は減りました。
しかし、混雑すると、予約をしていない人がなかなか入れなくなる状態が起きました。

待ち時間とともに、診察の順番についても、案外クレームが多いものです。
順番をとばされたと思うと、腹が立つものです。

具合の悪い方、緊急の方がいる場合、他の人を飛ばしても早く対処しないといけないことがあります。
また、当院では、インフルエンザに罹患しているけれど、薬がないから困ってしまうと来院された方は、別室で少しだけ待機していただき、早めに診察して、お帰りいただいています。

感染症の方の場合、その人の具合が悪いだけでなく、他の人にウイルスを感染させてしまう恐れがあるため、滞留時間を減らすようにしています。

先日、妊娠している+赤ちゃんを連れられている方が来られたため、順番を繰り上げました。
そして、予約者の時間帯がずれているため、早めに入れると、予約でないけれど、待たれていた方が立腹されました。

その方は、一度、順番をとって外出して戻ってきたのですが、また順番をずらされたと感じました。
診察時に普段とは、態度が違っていました。

その時は、仕方がないと思っていたのですが、後で考えると、少し工夫が必要だったと感じました。

まず、妊娠+小さい子ずれの方を早めに入れるのは、仕方がないと考えました。
しかし、その事情がスタッフにうまく伝わっていなかったことに不備があったと思われます。
受付で対応するスタッフが、そういう事情を把握して、伝えてくれるようにすることで、飛ばされたと感じなくてすんだでしょう。

また、予約者でも、それほど待っていると思えなかった方は、1人後でよかったと考え直しました。

順番は、優先の判断と、事情のやりとりが大切だと考えます。

いろいろな所に人の感情が行き交います。