解答例
問題1
円ら つぶ(ら) 円らな瞳というような表現がよく使われます。
後朝 きぬぎぬ 平安時代の貴族が、ともにすごした夜を惜しんで、朝、互いの衣(きぬ)を交換します。その頃の衣は単色で、男物、女物という区別が特別ありませんでした。それぞれの衣を交換するため、きぬぎぬという言葉がつきました。
問題2
この歌の歌詞が、文語であることを前提に考えてください。
「別れめ」とは、別れ目ではありません。
直前の「こそ」に刮目してください。
文語で、こそは、係り結びの法則を導きます。つまり、終止形が、「こそ」があることにより、已然形に変化します。
では、「め」とは、何なのでしょう?
これは、意思や推量などを洗わず助動詞の「む」が変化したものと考えます。
全体の意味から考えると、「今こそ、わかれよう」という意思を示す表現と解釈するとしっくりきます。
問題3
作家 「井上ひさし」さんが作詞したものです。ちなみに、「ひみつのあっこちゃん」も同氏の作詞です。
さて、この問題で、「おねんねね」を考える時、「寝る」という意味で考えた場合、文脈のつじつまがあいません。
この言葉は、「ねんね」を中核として言葉で、丁寧語の「お」とよびかけの「ね」を加えた言葉だと分解すると分かりやすくなります。
「ねんね」には、「寝る」という意味の他に、「赤子」や「幼稚である」という意味があります。
つまり、「まだ子どもなのね」とか「まだ幼いのね」だと捉えると、文脈がつながります。