以前、うちに不動産投資の電話がかかっていた。
今も、職場にそれらしき知らせがあるが、ハッキリしない用事は、職員が断ってくれている。
以前、そういう業者の営業マンと話をした時、いくつかのことを予想した。
▲電話営業している営業マンそのものが、会社からの説明で、会社が販売する投資用マンションを購入している。
▲営業マンは、概ね、15%引きの価格で購入している。
▲自分も購入しているため、「この投資は、うまくいくはず」と思いこんでいる。
▲本気で思っているから、本気で勧めてくる。
▲会社にとって、用のなくなった営業マンは、借金とつまらないワンルームマンションをもちながら、退職していく
うまいなーと思う。
売上を伸ばそうと思ったら、入社してきた社員にビジネスモデルを教え、旨みがあることをトクトクと説明し、彼らそのもののアタマを洗脳していくのが一番効率がよい。
手段がうまい方がよい。
コミュニケーションは上手な方がよい。
それは、さておき、本気で信じている人間の力を侮ることはできない。
彼らに一番のパワーを与えることは、社員を洗脳して、それを自ら実行させることだ。
会社としては、営業マンが入れ替わっても構わない。
その営業マンは、利益率は下がるものの、顧客となっているため、会社が損をすることはない。
売る時の利益は、ほとんどなくとも、保有していたら、少しずつ管理料を徴収することができる。
うまくできた仕組みだ。
リスクは、あなたに。
利益はわたしに。
これが、ワンルームマンション投資会社の極意である。
このやり方で、一から立ち上げ、5年少々で、二部上場、10年弱で一部上場した会社がある。
大阪を中心にしている会社である。
「日本エスリード 東証一部8877」という会社である。
この会社の株式を買って、儲かる時期はあった。
しかし、彼らが売る不動産を購入しても、かなり高い確率で、損をする。
似たようなスキームで販売している会社が多く存在するので、私のブログをお読みの方は、そういう会社に、近づかないことをお勧めする。