2018年11月18日
労務問題は、慎重を要する

至る所で、「人が足りない」と呟かれています。

雇用状況がよい時に就職した若者は、合わないと思うと、「すぐに仕事を辞める」場合が多くなります。

一方、就職氷河期を経験している人には、理解できない状態です。
幾度も面接を重ねて、落とされ続けた経験があるため、少々のことでは、辞めない傾向にあります。

対人関係に問題のある人は、職にはつけるけれど、辞めざるをえない状況に度々陥り、いろいろな会社を渡り歩いていることがあります。

ある会社で聞いた話です。
前職が、妊娠を理由に辞めさせられたそうです。
マタハラか?
と思い、気の毒にと思って雇用したそうです。

すると、入職してから、その人がすごい性格だと分かりました。
自分の要求をガンガン言います。
きつい性格で、他の会社の人にも、強く要求します。
「その人が来ると、怖い」とみながささやきました。

雇用してみて分かったのは、辞めてもらう理由づけが難しくて、それで、出産を機会に辞めてもらったのではないだろうかと、その会社の経営者は言われていました。

パワハラがあったり、ブラックに働かせたりする会社は、確かに多いです。
その反対に、自分の要求だけ主張して、会社に貢献するどころか、足を引っ張る人がいます。

あからさまなウソをよくつくと思って注意したら、「暴言を吐かれた」と反対に主張されるケースもあるようです。
特に、何か嫌なことがある度に、いろいろな家族がやってきて、それこそ、暴言」を他の職員に吐いていきます。

都合のいいところだけを指摘します。
しかも、それをボイスレコーダーで提示されるものですから、反論が難しいようです。

義務の過度な要求は困ります。
権利の過度な主張も困ります。

証拠がないと、「言った、言わない」、「やった、やらない」という水かけ論争に終わります。
より詳しく、リアルな証拠を持っている方が強くなります。

最近は、コンビニでも10〜20の防犯カメラが配備されているようです。
先日、マツモトキヨシに入ったら、レジを中心とした前列だけで、6台以上のカメラを認識しました。
カメラは、中、奥と続きます。
同じ階で、確認できるだけで、20個はありそうです。

大手のチェーンがこれだけ配備しているということは、それまでに相当のトラブルを経験しているものと思われます。
スーパーなどで、万引きを捕まえる係の人がいますが、人だけでなく、カメラも駆使して、行っています。

窃盗やいいがかりなど、変なトラブルがなければ、商品をさらに安くできるとか、サービスを上げることもできるかもしれません。

話は変わりますが、先日、デパートのエレベーターで、たまたま女性と2人、乗り合わせになりました。
同じ1階で降りたのですが、もし、その女性が、「きゃー、チカン」と言って出て行った場合、自分は、チカンとして扱われるのだろうか?
その際、どのようにして、身の潔白を証明したらいいのだろうか?
と考えてしまいました。

嫌な世の中になりました。
人が信じられなくなっていきます。