これまで、何回も引っ越しした。
その度に思うことがあった。
いつく部屋があっても、1つの部屋が物置になっていることである。。
捨てることもうまく整理することもできずに散乱していた。
特に、パソコンのある部屋は、椅子にたどり着くためには、いくかの物をまたがなければならなかった。
学校の家庭訪問が決まった頃、嫁が片付けを開始して、1つのエリアごとに片付いていった。
モニターまわり、台所まわり、机まわりと整理して、リビングとダイニングが片付いた。
それから、禁断の部屋へと移った。
衣類の整理、下に転がっている荷物、本などを収納した。
それで、ようやく通り道ができた。
今は、スッキリした部屋になっている。
パソコンの部屋は、2台のiMacが並んでいる。
新しいものを買ったため、古い機種は子どもが使っている。
子どもは、学校関連の持ち物は、雑だが、自分のパソコンについては、実に整然としている。
3台のノートパソコン、マウスなどをキチンと並べ、パソコン内部の書類やデータもいらないものを消去して、実にシンプルにしている。
あんなにゴチャゴチャした頭なのに、好きなことについては整理ができるようだ。
そう言えば、昔、モデルガンに凝っていた時もきれいに磨いて、整然と並べていた。
片付けにはエネルギーがいる。
単身の患者さんも、まずは、食べることを1番として、片付けは最後になることが多い。
そのため、障害者でも簡単な手伝いが必要な場合は、まず、「片付け、そうじ」から、という人が多いのが現状だ。
私も、診察室で患者の目に入るところが雑然としていることには気づいていた。
布で覆うかと考えていた。
しかし、ある日、ゴッソリと別の部屋の棚に収納することにした。
そのため、小さなエリアであるが、ずいぶん整理された。
それにしても、簡単なようで、なかなか着手できないところが不思議なものだ。