高校1年生が、病院のサーバーに侵入して、管理者IDを入手したというニュースを読んだ(共同通信社より)。
ハッカーという行為は、知識のある人には、案外簡単にできるらしい。
しかし、侵入しても、その痕跡が残ることが多いため、罪をかぶるだけで、利益がないため、侵入する方法は知っていても入らない人間も多いと聞く。
ちょうど、いなかで、家の鍵は開いていて、中に入ることはできるのだけれど、物色するほどの金品はなく、また犯罪につながった場合に自分に嫌疑がかけられる可能性がある場合は、やめておこうと思う心理と似ているのかもしれない。
私のところのHPも意味不明の英語が残されていて、侵入されていたことが分かった。
その痕跡は残されていたため、管理者に対応をお願いした。
そして、管理者は、いらない部分を削除して、セキュリティを上げたから、もう大丈夫という報告があった。
しかし、それでも、状況は変わらなかった。
Yahoo!が、「このサイトは、第三者によってデータが改ざんされているおそれがあります」という警告を発している。
さらにクリックすると、それにより、コンピュータが壊れても責任をとらないという言葉までついている。
これでは、気持ち悪くて、アクセスする気にならないだろう。
8月くらいから、この警告が表示されていて、管理者がYahoo!に報告しても警告は消えなかった。
そして、今回、11月末に今度は、Googleでも、同じ警告が出た。
これは変だと思い、再び管理者に連絡した。
管理者は、Googleに示された方法がヒントになったようで、それを元に対応、修復してくれた。
それによって、対応策のヒントが分かったその日の内に警告が消えた。
警告には、何らかの意味があったようである。
侵入された時に、スパムを組み込まれたのかもしれない。
詳しいことは、まだ聞いていないが、ようやく普通のサイトに復旧してうれしかった。
それにしても、不思議なことをする人がいるものだ。
一体、何を目的としているのだろうか?
コンピュータ犯罪は、これからも終息することなく、いたちごっこか、大きくなっていく懸念がある。
コンピュータに頼るから、余計、社会がそこに依存する体質に危うさを覚える。