いくらか前に、初めて知りました。
ミカンジュースやリンゴジュースは、質は悪くないけれど、市場に出せない傷物を使って精製しているようです。
だから、果実ジュースも野菜ジュースも同じものだと思っていました。
ところが、違っていたのですね。
トマトジュースに使うトマトと、生もの用のトマトは、そもそも生産者が異なるらしいのです。
そして、トマトジュース用のトマトは、市場には出なくて、売られることもないそうです。
その話を聞いて、驚きました。
生食用のトマトをジュースに使うと、色が薄くて、栄養価も低くなります。
一方。ジュース用のトマトは、リコピンなどの栄養素が多く、より赤く染まります。
トマトジュースが赤いのは、生食用と異なるからなのです。
では、なぜ、ジュース用のトマトが市場で売られていないのかというと、「おいしくない」の一言に尽きるようです。
ジュース用のトマトは、年に1回しか収穫されず、積み重ねる重みに耐えられるようにするため、皮も厚くなっています。
そして、かんだ時の食感も固くて食べにくくなっています。
だから、ジュース用のものを市場に出しても、賞味するには向かないのです。
それにしては、ジュース用のトマトを使いながら、よくあれだけの値段で売り出しているものです。
正直、この事実には驚きました。
以前、トマトジュースを定期購入していた時期がありましたが、また、いくらか買ってもいいかなと思わせるニュースでした。