2012年6月21日
ピーナッツを食べ続ける

さて、本日は、ある女医さんから聞いた実話。

大学受験での話です。

その女医さんは、理系なのに数学が苦手で、
どうしたら志望校に合格できるのだろうかと
なやんでいたそうです。

すると、人気のある数学の先生が、

「君たちが志望校に合格するのは簡単だよ!」

とおっしゃるじゃないですか。

それで、どんな方法かをたずねてみると、
実にシンプルな答えでした。

「1日に1粒でいいから、毎日
 ピーナッツを食べ続けるんだよ」

(えー、そんなことで?!)と
教室全体がどよめいたそうです。

そして、しばらく、みんな
ピーナッツファンになりました。

そうして、1ヶ月過ぎ、3ヶ月過ぎ、
気がつくと、いつの間にか、
ピーナッツを食べている人が
ほとんどいなくなりました。

女医さんも、めんどうになって、
やめようと思ったことが
何度もあったそうです。

たとえば、
夜の歯磨きをして、
さあ、寝ようかと思った時に、
ピーナッツを食べていないことを思い出した。

それでは、いけませんよ。
ピーナッツを1つだけ食べて、
もう一度、歯を磨き直してから寝る。

ある日のピーナッツは、
油がまわって、食べる気もしなかった。
でも、もう夜が遅くて店が開いていない。

まずいけど、1粒だけ食べて、
翌日に新しいものを買いに行った。

そうして、最後までピーナッツを食べ続けた人が
2人だけいたそうです。

そして……

最初に描いていた志望校に合格した人は、
14人のうち、2人でした。

その2人ともがピーナッツを
食べ続けた人だったんです。

とても小さい習慣だけど、
かならず毎日やり続けるのには
苦痛を伴います。

たかが、ピーナッツかもしれないけれど、
その小さなことができる人は
大きなことを達成できる
可能性が高くなる。

「たかがピーナッツ、されどピーナッツ」
……うん、違うな(汗、汗)

「ピーナッツを食べ続けること」

これは、

「自分を信じてやり続けること」

が大切だと教えてくれます。

この教訓は、別の所で生かされました。
それは、タイミングがあえば、別の機会に。