横浜のロイヤルパークを抜いて、日本一の高層ビルになった、アベノハルカス。
60階に展望台があり、上の高さが300m。
20年以上前に大阪に空中庭園ができたが、その時は、170mくらいの高さであった。
展望台に上がるエスカレーターから下が見えて、高さに目がくらんだ記憶がある。
あれから、時代を経て、昨年訪れた時には、もう全然高いとは思わなかった。
他のさらに高い高層ビルを体験して、慣れてしまったようである。
アベノハルカスの中には、都マリオネットホテルが入っている。
ここは、以前二度ほど行きたいと思ったことがある。
が、なぜだか食指が動かなくてやめた経緯がある。
今回は、京都に行く前の1泊に利用してみることとした。
さて、ホテルでは19階がロビー階となっている。
この19階ですら、最初に行くと、結構高い位置にあるように思う。
そこから、チェックインすると、案内されたフロアーが53階。
予約プランが2ランクアップということで、高層階 + クラブラウンジという設定の部屋をとることができた。
値段は、安いとは言わぬが、平日にとれたキャンペーン部屋であったため、随分おとくにとれた。
もちろん、大阪リッツ・カールトンホテルより格段に安い。
さて、そこは推定250mほどの高さ。
この部屋から眺める夜景だけでも確かに価値がある。
アベノハルカス夜景
標高の低い小山の頂上くらいの高さがあるため、霧がかった天候となることもある。
部屋からの眺望では、ほどほどの距離をおいた正面に高層ビル群が立ち並んでいたので、そこが梅田で、方角は北であったのだろう。
眼下を眺めると、当然のことながら、すべてが低い位置にある。
ありんこのような車の流れは、見えるが、信号機の姿は、小さすぎて見えない。
車が規則的に止まったり、動いたりしているところを見ると、信号機が作動していることがうかがえる。
アベノハルカス見下ろし
さて、アベノハルカスの展望台は、59階が「天空庭園」となって、吹き抜けになっている。
こう言っては悪いが、「空中庭園」の次が「天空庭園」であるならば、天空庭園の未来の姿も空中庭園のそれと同じような運命にあるのかと心配してしまう。
ビルでは一番の高さを誇り、東京タワーの上層の第二展望台よりも高い。
それでも、高さだけでいうと、東京スカイツリーに劣ることは明らかであり、高さだけで勝負するなら、もう決着はついていると言える。
大阪のよさを味わいたいものである。