料理は、新鮮さが売りな食材もある。
3つ星をとる鮨職人がにぎった極上のネタでも、1晩放置しておいたら、間違いなくまずくなる。
冷蔵庫に入れておいてもダメだ。
刺身にしても、鮮度が落ちると、食べられなくなる。
江戸時代、冷蔵の技術のなかった時代に、トロは、食えない代物であった。
温かいものは、温かいうちに。
冷たいものは、冷たいうちに。
という言葉は、料理屋でよく使われる。
そして、本当のことだと思う。
そして、タイミングとしてのもう1つの大きな要素。
お腹が減っていれば、たいていのものはおいしい。
お腹いっぱいであれば、極上のネタもさして旨くはない。
夜の料理も大まかには集中する時間があるが、まだばらけている。
昼の時間帯は、重なり、混雑することが多いものだ。
料理は、それらのタイミングを無視して成り立つことが難しい。
他の職種でもそういうことがあるだろう。
タイミングというものを意識する必要がある。