結構、はびこっているブラック企業。
・従業員の過重労働
・残業代を支払わない
・仕事を家に持ち帰ってするように勧める
大手の企業でも、その名が知れて、求人を出しても人が集まりにくくなっている会社があります。
すき家、和民など、全国的にその名が知られ、業績も悪化しています。
すき家は、24時間営業ができなくなっています。
和民は、全店舗で売上高が6ヶ月マイナスの状態で続いています。
他に有名ではないけれど、ブラックな働かせ方をしている所は至るところにあります。
労働時間が週に30時間を超えても社会保険をつけない企業は、たくさんあります。
おそらく、知り合いの人に訊ねたら、そういうところがたくさん出てくると思います。
労働基準監督署が動いてもなかなか変わらないという実態があります。
ただ、社会保険については、税務署と組んで指導を行うという話ですから、逃れられなくなる企業も多くでますね。
また、従業員50人以上の会社では産業医をおかなければならないことになっています。
そこで、新たに義務づけられたのが、全従業員に対してのストレスチェックを行うということです。
このことにより、企業はより労働衛生に気をつけなければならなくなるでしょう。
一方、50人に満たない事業所には、努力目標で、義務ではありません。
逆にそういう小規模のところの方がケアしていかなければならないのですが、現状はそうなってはいません。
ところで、病院の勤務の多くはブラックです。
時間通りに帰宅することのできる職種は多いので、すべてではありません。
こと、医者に対しての勤務は完全にブラックです。
病院では、おそらく院長かそれに近い立場の人間が産業医を兼任していると思われます。
しかし、労働安全委員会が開催された試しはありません。
その他の委員会は、多数あるにもかかわらずです。
医者の呼び出しによる休日出勤、夜間出勤は当たり前にあります。
当直で眠れなくて次の勤務も遅くなることもよくあります。
明らかに過重労働であるにもかかわらず、変えようとしません。
いや、変えることができないのかもしれません。
ただ、これから、医者の過労死があった場合、労災認定されるケースが増えていくものと思われます。
他の事業所でも、明らかに働かせすぎなのに、それに対して、方策を持たない企業が多く、驚きます。
役所でも、午後9時~10時の勤務は当たり前というところが散見されます。
これ、国の機関でも見ました。
法律を作る国が、法律を破るのですから、当面は、どうしようもないと考えた方がいいだろうと思います。