日本の人口は減っている。
けれど、戦後から、これまで増えてきた。
そして、亡き人が増えている。
お寺の数が増えているわけではない。
お寺も土地が足りないので、縁故のある檀家さんにしか墓地を分け与えてくれない。
ということで、お寺のお墓に入ることのできる人は限られているというのが現状だ。
だから、市営墓地を購入したり、民間業者に託す人たちも増えてきた。
そんな中で、嫁が縁故のある檀家さんの縁者だということで、墓地を分けてくれるという話が出たらしい。
自分の親と自分にということであったが、正直戸惑った。
親元を離れ、元々ゆかりのない場所に墓所を置いてよいものか?
ということで、供養や霊的なことに詳しい人にお話をうかがった。
すると、お墓は、基本的にお世話ができるかどうかが大切。
お世話をする人が行きやすい場所にあった方がいいということ。
みる人がいなくなったら、永代供養という方法もあるので、お寺の墓地にこだわらなくてもいいということ。
正直、このような仏事は、まったく分からない。
ただ、いい加減にしている家は、滅ぶことが多いようだ。
先のことは分からないけど、すぐに墓地を決める必要はないということが分かった。