2013年2月25日
1曲の交響曲に21年の歳月を要したブラームス

ブラームスの交響曲1番は、ベートーベンの第10番と称されるほど有名な曲です。

このブラームスの最初の交響曲の試みは20代でなされましたが、完成でま20年以上の歳月を要しました。
完成した後は、上記の評価が与えられ、今での演奏会にしばしば登場する大曲となっています。

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ブラームスは、たった1曲の交響曲を書くためになぜに長い年月が必要だったのか。
ブラームスは、筆が遅かったのか?

その答は、Noと言えるでしょう。
実際、交響曲第2番は、すんなり完成しています。

ブラームスは、最初の交響曲を書く際、ベートーヴェンに劣らない曲を作ろうと意識して、何度も推敲して、筆がとまってしまたようです。

まず、書いてしまえばいいのに、と思う向きもあるでしょう。
ビジネスや人間関係の世界では、しばしば、
「遅拙は拙巧に勝る」と言われますが、
芸術においては、そうとも言えないことがままあるようです。

氏が21年かけた歳月は、ムダではなかったと歴史が証明しているようです。
その証拠に、氏が書いた4つの交響曲のうち、もっとも有名で、最もよく演奏されています。

その間に、作曲者が亡くなったり、作品が中断したりして、お蔵入りすることもままありますので、かの作品が世に出てよかったと思います。
そういう意味では、仕事に対して、こだわりを持つということは、プラスになることが結構あるようですね。