日本人だから、日本語は、得意だと思ってしまいますが、実は、そうではありません。
多くの人が、勘違いしている日本語があります。
半分、雑学ですが、正式な場で言うと、おかしな意味にとられることがあるため、いくつかご紹介させていただきます。
(「社会人の教科書」などより、情報を取り入れています)
・潮時 引き際のことを言うと、考えられています
→ 「物事を始めたり、終えたりするのに、適当な時期」
(はじめる時にも使うのですね)
・役不足 自分の能力を謙遜する時に使うことがあります
→ 「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」
(反対の意味で使ってしまう場合がよくあります。正しい意味を知っている人に、妙な自信家だと思われたら、困るかもしれません)
・確信犯 悪いと知って行う犯人だと思っていました
→ 「道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪
(まったく、逆の意味で使っていることが普通に感じます)
・姑息 せこい、卑怯という意味合いでとらえられていることが多いでしょう
→ 「一時のがれ/その場しのぎ」
(姑息な手段などと言いますが、意味がずれていることが多いのですね)
・憮然 気に入らなくて、ブスッとしている様を表すように使われることがありがちです
→ 「失望・落胆してどうすることもできないでいるさま/意外なことに驚きあきれているさま」
(腹が立つより、むしろ、落胆しているのですね)
・なし崩し うやむやにごまかされているように使っている場面が多いかも
→ 「物事を少しずつかたづけていくこと」
(本当は、よいことなのですね)
・破天荒 豪快で荒っぽいという印象を持たれやすい言葉です
→ 「前人の成し得なかったことを初めてすること」
(文脈に合わないで使っていることがありそうです)
・煮詰まる 行きづまって、どうしようもなくなるという意味で使ってしまうことがあります
→ 「討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく」
(議論が煮詰まるとは、よいことになります)
・うがった見方をする 疑ってかかる見方をするように思われがちです
→ 「物事の本質を捉えた見方をする」
(本当は、すばらしい見方になるのですね)
☆恥ずかしながら、私も結構、勘違いしておりました。
言葉は、多くの人が間違って使っていくと、やがて、そちらが正しい言葉になることもあります。
とは言いながら、公式の場や目上の人に使う場合は、意味を知って、使った方がよいですね。