2019年2月7日
車が出せない悲しさ

世の中、自分の力でもどうしようもないことがたくさんあります。
というより、自分でできることはわずかなものです。

その微々たる営みも阻害されることが時としてあります。
今日は、普通に駐車場に入れておいた車を出すことができませんでした。
うちのマンションは、機械式の立体駐車場なので、不具合があると、出庫できないのです。

朝の勤務時間帯のただ中なので、待っている人はいぶかり、真偽を確かめ、それから当惑しました。
そして、市内に通勤している方は、「タクシーで行くわ」と出かけて行きました。

しかし、私の勤務地は、市町村の合併前からすると、4つの市内を抜けないと辿り着けないような遠方なので、タクシーだと2万円くらい覚悟しないといけません。

おそらく、サラリーマンならば、事情を説明して、遅れることを会社に伝えることでしょう。

私もJRを使うことも考えましたが、勤務地に到着するのに30分遅れの便に乗る時間も逸してしまいました。

どうしようかと考えている時、女性の方から、勤務地を聞かれたので、答えると、その方は、同じ市内のごく近隣の開業医の先生だと分かりました。
そのため、旅費を折半するということで、タクシーを使って出勤することになりました。
(あー、なんて贅沢)

これは、サラリーマンには、分からない感覚でしょう。
経営者であるとともに、ある程度の時給がないと、実行に移せない感覚だと思いました。

ふと思い出すと、うちのマンションの住民の半分は、医者だということを以前から聞いていました。
他にも同じ市内で開業している先生と鉢合わせして驚いたことがあります。
その先生は、2ヶ月に一度くらいしか、使わないため、遭遇したことが奇遇であったためです。

マンションの車庫から出てくる車は、ベンツ、レクサスなどの高級車が多く、若い女性が大型のベンツを当たり前のように扱っている姿を眺めると、「この人たちは、いったい、どのくらい稼いでいるのだろうか?」という疑問がわいてきます。

人づてに聞いた話で、「あの青いタワーマンションには、金持ちしか住めない」と噂している人もいるようです。
管理費、修繕積立金、駐車場料金の維持費だけで4万円を超えますので、諸費用を入れた家賃が10万円までという予算で住むことができません。

だから、このいなかのマンションの住民の所得の平均は、1千万円を超えているのではないかと試算します。
現在の日本において、年収1千万円以上の人は、20人〜25人に1人くらいしかいないという話ですが。

我が家は、日本人の平均所得には達していますが、日頃からタクシーで通っていけるような余裕はありません。
今後、こうした出庫トラブルが起こることを考えると、近隣の平地に駐車場を借りることも考えています。

さて、車のない中、帰宅は、JRです。
車より時間を要する「特急列車」で帰りました。

駅についたら、比較的お気に入りのラーメン屋に向かいます。
この店は、すごくとは言いませんが、ほどほどおいしく食べられます。

ここのラーメンは、デフォルト(初期設定)で、ネギが大盛りです。
写真は、ネギの山を崩してしまった後なので、シャッターチャンスを逃して残念な思いです。

それにしても、ちょっとした、思いもよらぬことは、どこかから降ってくるものですね。