2016年12月11日
貯金するにも工夫がいります

余裕資金を持つことは、案外難しいものです。

資金にゆとりを持たせるためには、
・貯蓄預金がある
・消費金額が身の丈に合っている

という条件を必要とします。

特に、消費については、あれもこれもということになると、いくらお金があってもきりがありません。どこかで止める、あるいは節約するという行為が必要となります。

一方、貯金することが得意な人がいます。
こういう人は、極度の倹約家で、必要なもの以外と少しのたしなみしかしません。
浮いた金は、すべて預金に回します。

しかしながら、これくらいの覚悟がないとお金は貯まらないものです。
毎月使うお金が余ったら、預金しようというのではムリな計画です。

私の知り合いでも、頭脳は明晰なのに、お金に関して疎い人がいます。
預金どころか、金利がかからないという理由で、ローンを組んでしまうこともあります。

これは、売る側にとっては都合のいい客です。
クレジットで買わせて後は、知らないふりをすればいいだけです。
しかし、購入した当事者は、常に現金の心配をする生活とならざるを得ません。

実は、私も貯金が苦手です。
生まれて初めて定期預金を作ったのが30歳の手前頃でした。
あれば、使う。
つまり、口座の残高を見て買い物や消費を決めるという生活でした。

後に、いくつかの苦労や貧乏生活を経て、今は違った形で預金しています。
現在、一番機能しているのは、口座から天引きをする、積立預金です。
これを1ヶ月に入る給料の25%ほどに設定しています。
本田静六という人が、収入の25%を貯金しておいた方がいいという言葉が頭に残っています。
強制的に預金して、残りを生活費、娯楽費などに充てているのです。

税引き前の25%はさすがに苦しいので、税引き後の25%としています。
それでも、3年の満期にして、我慢していると、それなりの金額が貯まります。

口座はネットで見ることもできますので、2ヶ月ほどの口座の写真を保存して、時々、眺めます。
積み立てを差し引いて、マイナスにならなければ、贅沢をしていないと考えられるのです。

貯金の苦手な方は、初めからお金がないことを仮定して、積み立て預金をお勧めします。
1ヶ月の口座明細があると、収支が分かりますので、調整するのに役立ちます。