この10年以上、気持ちがネガティブにならないよう、「いいこと日記」を書いて来た。
それは今も続いているし、これからも行う予定だ。
パソコンに記載した前年度の出来事を消去して、新しく書き直すので、前の年のできごとをみることになる。
去年は、「ここに旅行したんだな」
「こんなお店に行ったんだな」
「こんな家族での喜びがあったんだな」
と振り返ることができる。
いわば、楽しかった時に写した写真のアルバムを眺めるような効果がある。
これは、気持ちを上向きに保つためにいい面がある。
だから、続ける。
しかし、最近、気になっているのは、自分の生活、仕事、人間性も含めた所に進歩が見られないという懸念である。
少しずつでも向上していけばそんなことはないだろうが、否定できない気がしている。
それで、必ず1つはいいことを見つけるとして、他に悪いできごとも客観的なできごとも合わせて記録するようにした。
これを積み重ねると、翌年には、前年度の自分の輪郭が浮かんでくるかもしれない。
ポジティブに振れる前に、ネガティブに振れされた方がいいこともある。
都合よくでなく、どちらにも振れて修正していくような仕組みが「記録」としての日記となる。
おそらく、日記は簡単にして協力なツールとなり得るのだと考えている。