2018年12月19日
病院は患者を紹介してくれというが、いざ紹介すると…

よく病院から便りがきます。
外来案内、入院案内、スタッフ紹介など。
短いけれど、写真も入っていて、手間もお金もかかると思われる冊子も結構あります。

ていねいなところは、医療連携室の方が来られたり、新任の医者とともにこられたり、精力的です。

それで、いざ患者を紹介したら、嫌だなーというオーラがにじみ出ている返書によく出会います。
返書の最後には、おきまりで、「ご紹介ありがとうございました」とありますが、それまでに、様々な表現で、苦情をみることがあります。

明らかに誹謗中傷の文面を書いた返書をよこした人もおられます。

その他、文面は敬語で書かれているけど、怒っているなと感じさせるものもあります。

手紙、文書だけれど、言外のニュアンスで、バリバリと伝わってくることがあるのですよね。

これは、病院の経営者や事務方は、患者を増やして収入を上げたいのだけれど、現場の医師は、そのことを快く思っていない場合が多いということを示している典型例でしょう。

正直言うと、多くの医者は、ブラックな働かされ方をされているのです。
刻苦しながら労働して、さらにかつを入れられるのです。

だから、意にそぐわぬ労働を強いられている現状に腹を立て、それが返書に滲み出ていることがあるのです。

経営者の思惑と労働者からの視点の違い。
とても大きいです。