2014年12月14日
特別養護老人ホームにかなりのお金が投じられているようです

所々にみられる、特別養護老人ホーム。
私の町でも10年前と比べると、2倍くらいに増えました。
それでも、需要にはこたえきれていません。

さて、どんな特別養護老人ホーム(特養)ですが、介護分野の中で、大きな費用が投じられているようです。
特養に入所する人は、たいていは、介護4か5という最も重い方達ですから、介護報酬が大きいのは頷けます。

しかし、どうも特養にかける費用の比重が大きいと国は考え直しているようです。
介護保険事業の内、特養に使うお金は、20%に及んでいるそうです。
入所施設では、グループホーム、養護老人ホームなどもあります。
外来部門では、デイサービス、ヘルパーが多く利用されています。

特養が議論の的になっているのは、費用面だけではありません。
特養の内部留保が平均して、5000万円ほどあるようです。
つまり、儲けすぎと国は考えているのです。

そのため、次回の介護報酬改定では、特養の減算が免れないところかもしれません。
建物の維持費や建て替えには、まとまったお金が必要なのですが、
特養は、社会福祉法人が運営していることが基本なので、あまり利益を出すことも問題となるようです。

高齢の方がさらに増える中、どのように介護を使うかは大きな問題となっています。