電話や対面で、相談したいことを相談できる人を紹介する会社がある。
紹介者を結びつけることができれば、手数料が発生するというシステムになる。
試しに、この会社に登録したが、実際、紹介されることは、ほとんどない。
とは言え、これまで2度ほどあった。
一度は、問い合わせであった。
問い合わせ内容をみると、何か違和感を感じた。
自分の領域でないように思った。
それでも、自己紹介の案内文を出すと、
「今回は、見合わせていただきます」
という返事があった。
この問い合わせの会社は、医療系へのコンサルタント会社。
開業にあたって、どういう点に困ったか教えてほしいというものだ。
そのため、自分のケースについて、概略語った。
すると、上記の返事が返ってきたというわけだ。
これから、主に2点の理由が考えられる
1 大まかに疑問が解消できたから、わざわざ、電話相談する必要がなくなった。
2 何か困っていることに対して売り込みをしたいが、その余地がないと判断した。
どちらかと言えば、後者が該当すると思われる。
コンサルト会社は、コンサルトで金銭を得るか、コンサルトは無料で、バック商品で利益を得るかのどちらかである。
あるいは、その両方で金銭を儲ける可能性もある。
コンサルト会社が、本当にコンサルトの内容を知りたいのであれば、提示してある金額では、安すぎる。
理由は明確に分からないが、手間だけとった案件だった。
実は、もう1件、指名で依頼の打診があったものもある。
その会社は、マッサージを行っている会社。
そこが、近隣で売り出されている整形外科を買おうかと考えているらしい。
それが、うまくいく方法を教えてほしいという内容だった。
問い合わせの最後に、「小さなクリニックですが、だいじょうぶでしょうか?」という文句があった。
私は、自己紹介で、「小さなクリニックですが」と書いている。
これは、謙遜な姿勢を表しているつもりである。
それをそのまま返してきたので、正直、カチンときた。
問い合わせの内容に対して、「ほぼうまくいかない」という感想を持ったが、相手は、うまくいく方法を知りたいというので、放置しておいた。
希望と反対のことを言って、怒った返事が返ってきても嫌なものだ。
親切が、必ずしも相手のためになるわけでもなく、また、相手に喜ばれるわけでもない。
それで、触らずに放っておいた。
放置されることにも怒ったかもしれないが、「小さなクリニック」なので、提案をみていないと解釈しているかもしれない。
さて、売り出されている整形外科を買ってもうまくいかない理由は、なぜなのか?
これは、ここでは、明かさない。