サラリーマン時代には、純粋に休日がうれしかった。
祝日が多く、休みが増える方がありがたかった。
一方、独立して、経営者になると考え方が変わった。
助かる祝日もあるが、実は、困惑する祝日もある。
例年あることでは、GWの扱いが困る。
自分が長期の用事をしようとする時、その予定が重なると助かるが、そうでなければ過ごし方に困ることがある。
昨年のGWは、東京で、産業医研修会を受講することに使った。
祝日、休日に研修会があったため、有意義に時間を使うことができたと思う。
(宿泊料金がはねあがり、経費が高くついたことは弱った。)
また、休祝日以外に休むことがなかったことは、患者さんの利便性にもよかったと思う。
他に少しの休みだけれど困るのが、1月の成人の日だ。
正月が開けて、通常モードに戻ったかと思いきや、連休がやってくるため、患者さんの割り振りがうまくできなくて、混雑して弱ることが多い。
あの連休は、自分でもうまい使い道がないため、いっそ休みがなくて空いていた方が助かるくらいだ。
かといって、いなかでは、薬局もあいておらず、その日だけ開けておくというわけにはいかず、処遇に困っている。
昨年、12月23日の祝日前後は、年末の忙しさとあいまって、大変混雑した時期となってしまった。
年末に薬が切れそうな方が早めに来て、さらに水曜日に来る予定の方が1日早めてきて、パンクしてしまった。
それぞれの仕事には、ちょうどよい時間の目安やお話しすることのできる人数に限りがある。
その「ちょうどよい」を超えると、その分だけ、待ち時間として加算されることになる。
うちは、ちょうどよい人数の1.5倍を超えると、かなりやばい。
早くできない仕事やお話、処理などの問題で、後にずれてしまう。
病院ではかなり待ち時間が出てしまうことが知られているが、診療所で待ちが多くなると、病院より不満が出てしまう。
といって、そういう混雑した時だからこそ、適当ではなく、ひとりひとりをきちんとみないといけない。
うちも予約による混雑の解消を試みた時期もあるが、地域性、利便性などの問題から失敗した。
仕方のない都合による利便性を排除することが難しい。
ならば、待ち時間の簡便性は、難しくなる。
どちらをとっても苦情が出るため、順番待ちの制度を行っている。