映画は観ますか?
今日はチャップリンの映画のお話です。
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■ もうずいぶん古くて、
ローマの休日よりもさらに古いのにもかかわらず、
値崩れしないで売れている映画集があります。
チャップリンの映画集です。
古い無声映画時代から、晩年の声の入った長編映画まで楽しめます。
■今回は、「ライムライト」を題材にします。
チャップリン扮する道化師の主人公カルベロは、
自殺を図った若い女性を助け、自分の部屋で静養させます。
若い女性は、バレリーナだが、なぞの病気にかかり、歩くこともままならない。
それで、ガス自殺を図りました。
その女性に語ったのが題名の言葉でした。
▼「人が生きていくために必要なものが3つある」
さて、なんと言ったでしょう。
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正解は、
▼「勇気(courage)と想像力(imagination)と少しのお金(a little dollars)」
私は、「愛と勇気と少しのお金」という風に勘違いしていました。
丸山浩路さんという方は、
「勇気と希望とサムマネー」と著書に書いていました。
いずれにしても、少しのお金というセリフがしゃれている。
■それから、
爆笑問題の太田光が、「太田光自伝」という本で、
ライムライトを紹介した一文があります。
「『ライムライト』の中で、ヒロインが
『私なんて生きている意味がない』と
いうようなことを言うのに対して、チャップリンは
『生きていることに意味なんてあると思うのか?』と切り返します。
『バラは咲いていて美しいけど、
あれは別に人を感動させるために咲いているんじゃなくて、
▼ただ生きているだけ。それが美しいんだよ』と語る」
あの場面も印象に残っていたので、後でDVDで確認しました。
そうしたら、
▼「バラはいつまでたってもバラだ」
というようなあっさりしたセリフでした。
太田光さんは言外の意味を自分で書いたんですね。
■それでも、
今でも生きていることについて、
考えさせてくれる作品は、
今後も残ってほしいと願うのでした。
チャップリンに乾杯!