2012年11月11日
五戒:断つことがしあわせに通じる

小林正観さんという、いくらか前に亡くなられた方がおられます。

年間300回くらい講演をして、旅をしながら生きていったような人です。
もともと旅行ライターの仕事をされていたようです。
その方が講演している内に、頼んでもいないのに、
協会からカウンセラーの認定書が送られてきたそうです。

その人が、何冊もある著作の中で、繰り返し言われていることがあります。

それは、五戒です。
次のことをしないこと。

▼ 不平不満、グチ、悪口、文句、嫉妬

これを断つと、幸福になっていく。

人はいいことをしていると、自分のあずかり知らぬところで、
宇宙貯金というものをしていて、
それはとんでもないすごい利子がつくのだけれど、

先の五戒をやってしまうと、貯金は、
チーンと0に逆戻りをすると書かれてありました。

いいことをしても、マイナスの行為は、
それほどに足をひっぱるということでしょうか。

人間関係をよくしようと思って努力しても、五戒をやってしまうと、
すべてが無に帰してしまうようです。

以前、ものすごいクレームを言う方がおられました。

その方は、自分たちは仕事でいろんな苦情を受けている、
あなたたちは甘いと、自分の身に起こっている困りごとをたくさん語られました。

でも、「何かおかしい」と思ったんです。
困りごとや問題は、どこかで必ず発生するものです。
しかし、それがあまりに頻繁に起こるということは、
その人の考え方や行動に悪しきものを引き寄せる何かがあるのではないかと。

斉藤ひとりさんという方が講演の中で言われていました。
「人生で嫌なことばかり起きるのは、何かおかしいのじゃないの?
 同じ人間だよね。
 その人の考え方に問題があるんじゃないの?」と

世の中の困りごとは、仕方のないことと、自分が引き寄せているものがある。

正観さんの作った日めくりカレンダーにも五戒のことが書かれています。
トイレにおいて眺めています。

私も、五戒をやりとげられるのでしょうか?

若い頃よりは減ったけど……。
よい言葉を発することを心がけよう。