2016年12月18日
予約のとれない店に対して

ミシュランや食べログで上位に来ると、非常に予約がとりにくくなる。
ミシュランの三つ星では、すきばやし次郎は、大変予約をとりにくい店であることが定番化している。
そして、メディアで取り上げられるものだから、ますます予約しにくくなった。
本当に行きたかったなら、15年前に思い切って、奮発をしておけばよかった。
自分が行ってもいい時期をと思っていたら、すでに行けない店になっていた。

予約の電話は、まず、専用の回線だ。
月の初日に、翌月の予約をとる。
その時、開始の9時にかけたつもりでも、なぜかダメになる。
ツーツーツーという話し中の音声になっているのだ。
何度かかけ直してもつなぐことができない。

予約の達人である、ブラックカード会社に依頼して予約を取る方法もどうやら空振りに終わるらしい。

常連がやってきた時に、次の予約をとるとか、知り合いを通じてとるしか方法がないようだ。

焼き肉でも、座席数の少なくて食べログ1位であった(現在は2位)の店も、電話がつながらないらしい。
新規で予約をとることは難しく、常連さんの予約に便乗してとるという方法が最も確実なようだ。

焼き肉部門でも、現在1位になっている中央線沿いの店は、電話をかけても話し中で、やはりつなぐことができなかった。
しかも、4人以上というグループ限定という縛りがあるにも関わらず、こういう状態である。

創作フレンチで有名なカンテサンスも電話時間が限定されているが、つなぐことができない。
三つ星の寿司屋である「さいとう」は、電話はつながるが、予約がとれない。ただし、つながるだけ良心的に感じる。
(最近は、「電話をとったら負け」という主義をとっていると聞いたから、もうつながらないかもしれない)

最も、そういう店をそれだけの労力とお金を使ってとるだけの価値があるのかどうか、訝られる。

人生、すべてのことはできない。
いろいろな選択肢がある。
何かを選ぶと別の何かを選べないかもしれない(同じ時間にすることなど)。

制約のある人生で、制約のあるお店を一生懸命とることにどれほどの意味があるのか再考してみたい。