2019年3月17日
ロボットにとって変わられないために

AIおよびロボットによって、今後なくなっていくと予想される職業がいくつもあります。

中等度スキルの事務作業までは、ロボットが請け負えるようになりますので、今後、事務仕事は、さほど人がいらなくなる可能性があります。

営業までいらなくなるという話ですので、接客スキルにしても、かなりのものが求められると思います。

人が足りないので困っている職場がたくさんあります。
人が足りないために、倒産した企業もあります。

そのため、外国人労働者の受け入れを国会で強行採決いたしました
しかし、それでよかったのでしょうか?

後で、大きな火種となることが心配です。

実の所、「今は」人がたりませんが、その内、充足していく職業がたくさんあります。
それで、失業率が上がったら、外国人が自国民の労働を奪ったと国民は怒るでしょう

さらに、外国人に対する福祉制度の問題があります。
強制的、かつブラックに働かせる企業があります。
日本に来るために借金を作らせて、泣く泣く我慢させている会社もあります。
そういう劣悪な環境におかれる人をどう見つけて救済するのかという問題があります。

一方、反対の問題もあります。
労働ビザを獲得して、健康保険を得ます。
そして、自国の家族を連れてきて、日本で医療を受けさせます。
75歳以上だと(高所得でなければ)、後期高齢者で、保険負担は1割です。
しかも、1ヶ月にかかる医療費負担には上限があります。

自国では、到底受けることのできない先進医療を破格の金額と技術で受けることができるのです。
例えば、ノーベル賞に関与したオプジーボのような高額な薬を使用する場合は、自費に換算すると、何千万円。
家一軒が建つ金額です。

家族が治療を終えたら、帰国して、健康保険証を返せば、本当に安く良質の保険医療を受けることができます。

それで、いいのでしょうか?

ドバイでは、外国人労働者は、労働するためだけに受け入れて、労働がなくなると、国外に退去を命じました。
そこまでするかどうかは別にして、それに近い線引きをしないと、日本の治安と財政がもたないように思われます。

話が平行してしまいましたが、何も用意していない人は、10年後には、危ない事態になっているということです。

パンクしている流通業界は、来たるべき自動運転で、ドライバーが大幅に削減されます。
自動運転が高速道路に限定されたとしても、それだけで大きく違います。
長距離ドライバーが必要なくなるのです。

そして、高速道路を中継基地にして、パラシュートをつけて認定の規格品にしたドローンで、街のいくつかの拠点まで運びます。
そこから、人でいくか、ロボットでいくかの選択となります。
積み荷の作業もいずれは、ロボットで可能になるでしょう。

繰り返しになりますが、大量の人が、安い賃金でも働くことのできる外国人労働者かロボットに職を奪われることになります。

今は、売り手市場と得意になっている方は、いずれ淘汰されることでしょう。
しかも、財政再建ができない国家ならびに自治体は、働いていない人の面倒を丸ごとみることができなくなっています

悲観的な話をするのもどうかと思いましたが、異質な世界がすぐそこに迫ってきているような気がしてならないのです。