独裁政権化している、ロシアのプーチン大統領の支持率が落ちました。
理由は明白です。
年金受給引き上げを行ったからです。
男性は65歳から(現在は60歳)
女性は63歳から(現在は55歳)
ロシアも日本と同じように、社会保障費の問題を抱えているのでしょうか?
はい。調べると、そのようです。
少子高齢化は、ロシアでも大きな問題となっています。
とは言え、日本とは異なる状況もあります。
日本人の平均寿命は、男性が81歳、女性が87歳くらいになっています。
一方、ロシアの平均寿命は、日本とは大きく違います。
男性が66歳、女性が77歳くらいです。
どうです?
ずいぶん、日本より短いでしょう。
男性の年金受給が65歳ということは、平均寿命まであと1年。
年金をもらう機会がほとんどないということを意味しています。
一方、女性の場合は、年金受給の期間が長いため、雇用があれば、生活できますが、年金だけで生活できるかどうか心配です。
餓死者が出るかもしれないと噂されています。
日本の年金制度は、「今は、まだ」いい方です。
年金だけで暮らしていける人が多くいます。
また、年金が生活保護受給者よりひくければ、救済の手助けもあります。
ただ、今後は、財政問題で厳しくなるでしょう。
平均寿命が伸びて喜んでいたのは、過去の話。
「日本の平均寿命は、世界一なんだって…」
こうした事態が皮肉な結果をもたらすかもしれません。
日本だけ、例外ではありません。
世界の社会保障は、それほどよくはないのです。