ANAマイルに関してであるが、基本的に1マイル＝1円　程度の還元率があることは知っていた。
これは、電子マネーなどについての適用で、現金に換えるとなると、さらに還元率は低くなる。
これは、自由度との関係で致し方ないことだろう。

一方、その自由度で言えば、ANA関連の航空券を購入する場合は、1マイルが1円以上で取引されることも理解できよう。
実際、マイルをANAコインという航空券購入のために交換する場合、提携ゴールドカードを持っている場合、マイルの1.6倍に換算される。
これは、カードの種類だけでなく、変換するマイルの量など種々の要因により、定められた変換率が異なるため、実際に自分のステータスと状況をみて転換するかどうかを決めた方がいい。

今回、自分でHPのサイトをいろいろ検索してみたら、やはり他のものに交換するよりは、航空券に換える方がいいことが分かった。

その中で、ひときわ目を引いたのが、昨日紹介した、「特典予約」である。
これは、国内ではなく、海外の航空チケットをとる場合に、表示が示されていた。

・空港の出発地と目的地
・日程
・クラス別の必要マイル

変数が３つなので、とまどうが、日程による差については、実は、３つしかない。
閑散期、レギュラー、繁忙期の３つ。
そして、そのれは予約がとれるかどうかが大きな問題で、必要とされるマイルは、それほど大きくは変わらない。
だから、日本から行く場合には、目的地とクラスを比較してみたらいい。

それで、いろいろなケースを入力して、必要マイルを確かめていた。
私の所有しているマイルでは、エコノミークラスであれば、路線の通っているところの直通では、とこにでも行けるようである。
次にビジネスクラスに必要なマイルを調べてみた。
日本人が好きなハワイはOKである。
その他、概ね行けそうである。

ということで、調べるだけなら、ただなので、ファーストクラスなら、どこまで行けるのだろうかということを中心に調べてみた。
その結果、私の持っているマイルでは、繁忙期には少し足りないが、レギュラーシーズンであれば、パリでもロンドンでも行けることが分かった。

これだけ読んでもピントこない人が多いだろうから、少し付け加えると、パリやロンドンへのファーストクラスの旅行代金は、250万円くらいである。
最近、ビジネスクラスでの安売りが出ているが、ファーストだと、基本、安売りも値引きもない正規料金のみと思った方がいい。

となると、マイルから上位クラスのアップグレードは、大変お得な還元率になっていることがうかがえる。
ファーストで換算すると、1マイル13円～15円くらいの還元率である。
前に紹介したANAコインと比較して、10倍ほどのお得度である。

この方法での還元で行くと、ビジネスクラスが5円少々となる。
エコノミーだと2円いくかどうか分からない。

マイルの量、使用期限、その他の状況によるが、基本的にマイルは、航空券にかえた方がお得なようである。