今まで、オークションで競り落としたことは何回かありました。
昨年は、初めて出品して対価を得ました。
昨年は、高額なコンサートチケットを大量に購入したのですが、行けないものも多く、捨てるにはもったいないことから、実施してみました。
また、レアなお酒を好む方もおられますので、それも出品してみました。
全体では儲かりはしないものの、使い込んだお金の穴埋めをいくらかでもしたいと考えて行いました。
これを行う時、気がかりなのは、税務署です。
収益が20万円以上あれば、雑所得として確定申告しなければいけません。
私の場合は、他の雑所得があるため、オークションで1万円儲けても、税金の対象となるはずです。
その際、全体の収益が赤字なら、税金はかからないのですが、それを放置していいものかどうか迷いました。
昨年、競馬で1億4000万円儲けたサラリーマンが脱税の容疑で起訴されましたね。
実際には、購入馬券が28億7000万円。
払い戻し金額が30億1000万円。
差し引きの利益が1億4000万円です。
と考えるのが、一般の人です。
競馬での儲けは、はずれ馬券は一切無視して、当たり馬券の購入費のみを経費とするらしいのです。
ですから、当たり馬券の収益の約30億に対して、税金がかかります。
{(30億1000万円—当たり馬券の費用)-50万円}×1/2 = 約14億5000万円
が課税されることになったのです。
驚きべき法治国家です。
しかし、法律では、そう規定されているのです。
競馬で税金を徴収されたという話はそうそう聞きませんが、そのような罠が張られていて、巨額な利益を出した人は、間違いなくターゲットにされます。
競馬は、予め25%の手数料をひいて、残りを配当しているにも関わらず、収益に対して、そういう行為をとるんですね。
今回は、裁判になり、資産運用として競馬を行っていたと裁判長の判断があり、はずれ馬券が経費として認められました。
課税額は、約5億7000万円から約5200万円に減額されたそうです。
それにしても、確定申告を行わなければならなかったことは確かなようです。
私は、総合的には儲けてはないけれど、売り上げだけを見られると嫌なので、確定申告を行うことを考えています。
それで自分で資料を作成しましたが、すべての経費の根拠(証拠の用紙)を示すことができませんでした。
驚いたのは、売値の合計と経費の合計が近接していたこと。
売り上げの約65万円に対して、経費は、約67万円+α(このαは不明)。
結構、がんばって取り戻していたんですね。
自分でも驚き。
小心者は、税務署に、けちをつけられないかと心配しております。