2018年9月8日
「スターウォーズ」(漫才編2)

漫才編 第2弾 スターウォーズ

A:スターウォーズ、昔から人気やね。
B:そうやね。
A:じゃあ、おれ、ダースベイダーやるわ
B:いきなり、悪役でええんか?じゃあ、おれ、ルーク・スカイ・ウォーカー
A:それ、お前、ヒーローじゃん
B:お前が一番人気のダースベイダーを選んだからやろ
A:なら、ヒーローは、お前に任せるで
B:おう
A:(フォー、フォー)と息がもれる音
B:あ、お前は!
A:ふはははは(太い声で)
B:いかにも悪者やな
A:ふお
B:その顔!気持ちワルー
A:なんか、傷つくな。今、オレ自身のこと言った?
B:気の回しすぎや。ダースベイダーのことや、悪役やからな
A:そうやな。悪役やからな
B:ほな、続けて
A:じゃあ、剣もとう、剣もとう
B:いわゆる、ライフセーバーというやつやな
A:そりゃ、人命救助する人のことやで
B:えっ、そうかいな
A:そうかいなって、英語わからんのかいな
B:わかっとったら、とっくにアメリカ人なっとる
A:なんや、その理屈!そなら、フランス語を話す人は、フランス人かいな
B:そうや
B:じゃあ、フランス語とロシア語を話すアメリカ人はどうなるんや
B:フランス人とロシア人のハーフ
A:ほんまかいな
B:首をひねる
A:まあ、ええわ。こんなんで、けんかしてもしょうがない
B:しょうがないわな
A:それは、子どものけんかや。ほなら、男の戦い、いくで
B:おう
A:じゃあ、ライトセーバーという剣を持って(と渡す)
B:ありがとう(とAをざっくり切る)
A:わあー!
B:簡単やな(と手から砂を払うような動作)
A:簡単やなって、お前ひきょうやなー
B:だって、先手必勝だもの
A:お前、ルークって、正義のヒーローじゃなかったんかいな
B:今、気が変わった
A:変わったって?
B:オレ、強い方につく
A:策略家やなー
B:まあ、ええがな。なら、改心して、この剣返すわ
A:はい(と手渡されざま、Bを切ろうとする)
B:(すかさず、腰からサーベルを抜いて、上段の構えで受ける)
A:上から見下ろして目をみつめる
B:下から見下ろして目をみつめる(少しの間をとる)
A:(剣をおさめて)お主、やるな
B:ふふふ、成長したやろ、父ちゃん
A:父ちゃんって、親しげに言うな
B:星飛雄馬じゃないって

A:次、ヨーダいこ
B:おう、ほなら、オレ、ルーク・スカイ・ウォーカー
A:なんや、またかいな
B:ええやん、おれ、正義が好きだから
A:わかった、それでええ。じゃあ、おれ、ヨーダ。ヨーダは、長老、古参のジェダイの騎士やな
B:ヨーダの年齢は800歳を超えている
A:顔をしわくちゃにする
B:ついでに小さい(と頭をぐっとおさえる)
A:(あわせて足を曲げ、低くなる)
B:おっ、変身したんや
A:「ルークスカイウォーカーよ」(と呼びかける)
B:おう
A:なんや、おうて。そういう返事はやめろ。ヨーダは師匠や。はいと言え、はいと
B:はい
A:やればできるな。では、今から課題を与える。湖の底に沈んだ宇宙船を逆立ちしたまま念力でひきあげよ
B:えっ、できるかな?
A:できる
B:じゃあ、やってみようかな
A:ばかもの!物事にやってみるということはない。やるかやらないかどちらかだ
B:じゃあ、やらない
A:それは、なぜだ
B:オレ、逆立ちできない

A:じゃあ、今度はチューバッカをやってみよう
B:チューバッカって、背の高いゴリラみたいなやつだな
A:そうよ。あれ、ほんとの人がぬいぐるみきとるらしいなあ
B:人?
A:身長2メートル20くらいあるらしいで
B:ほんまかいな
A:これ、ほんまのことや
B:ほうか、これも、ほんまのことやけど、オレ生まれたとき、2000gやった
A:ちょこっと小さいのう。オレ3000g
B:オレの1.5倍や
A:ほなら、お前、身長2メートル40くらいないとおかしいで
B:そんなになるか
A:あー、どこでどう人生を間違えたんか
B:うるさい、お前に言われとうないわい
A:ほなら、チューバッカに変身しよう
B:おう
A:よっ(と頭に手をあててもちあげる)
B:んなもん、背が伸びるか!

A:次はロボットやね
B:あー、あの二人の漫才ロボットやな
A:そう。R2-D2いうのとC-3POいうやつ
B:首がぐるぐる回るんやね
A:そう
B:やって
A:やってって、そなに首が回らんわいな
B:なんで?
A:なんでって、オレ、すごい借金やから
AB:もう、ええわ